S-project / Sketch & Model

2007.11
プログラム(クライアントの要求)の整理

初期の構想です。スケッチブックに敷地条件とクライアントからの要望を書き留め、今回の計画の可能性を模索しています。
2007.12
S=1/100のSketch;システムの構成

プランを進めるにあたっての秩序をまず考えています。 地面との距離によって定義されるフロアを、スキップ状にステップアップさせ配置しています。 分節されながらお互いが関係性を持つ各フロアは、ひとつのボリュームの中でゆるやかに繋がった空間を構成しています。
2008.01
S=1/100のModel;初期のイメージ模型

間口5m・奥行15mの細長い傾斜屋根の形態は、法規上の斜線制限から必然的に生み出されました。 東・西・南・北それぞれへ向かう4つの開口は、一日の時の移ろいを室内に取り込んでくれます。
2008.02
S=1/100のSketch;基本設計の骨格が完成

1・2Fをまたぐ東側のプライベートルーム、2・3Fをまたぐ西側のプライベートルーム。 その中間に、2室をゆるやかに繋ぐ領域を設けています。 また、最も光を得ることのできる(地面から離れた)3Fに、開放的なLDKを配置しています。
2008.02
S=1/100のModel;道路側ファサードの検討

左;屋根と壁を同一の存在とした斜辺による構成
右;屋根と壁の存在を分け水平・垂直性を意識した構成
2008.02
S=1/100のModel;キッチンから公園を望む

3Fは開放的なLDK。最も奥行きを感じる位置にアイランドキッチンを設け、室内空間を通して公園の緑を望むことができます。
2008.02
S=1/100のModel;公園側ファサードの検討

左;屋根と壁を同一の存在とした斜辺による構成
右;屋根と壁の存在を分け水平・垂直性を意識した構成
どちらもの案も、1・2Fは間接的に、3Fはより開放的に公園との関係をつくったものです。
2008.02
S=1/100のModel;リビングからダイニングを見る

南へ向けた開口(光井戸)は、キッチンとリビングをやわらかく分節しています。
2008.03
左;S=1/50のModel
開放的なLDK。基本設計でまとまった案を基に、詳細な模型を造っています。

2009.11
右;鉄骨上棟時
ストラクチャーを鉄骨造とすることで、壁のない
より一体的な空間をつくることができます。
2008.03
S=1/50のModel;キッチンから公園を望む

それぞれの開口からは、公園の深い緑が切り取られ、室内に取り込まれます。
2008.11
鉄骨上棟時

山型の構造フレームを連続させることで、一体的なひとつの空間を構成しています。 棟(頂部)を支える位置に象徴的な柱を配置しています。
2008.03
左;S=1/50のModel
1Fから3Fまでは、1本の直階段にてアクセスします。3Fまで上りきった正面には公園の緑が開けています。

2009.06
右;竣工時
階段は、東側・西側の2つのプライベートルームを繋ぐ中間の領域と考えています。材料には染色したオーク材を用いています。
2009.03
オーク材染色 立会い風景

オーク材は古くからヨーロッパへ輸出されてきた北海道産を用いています。 イメージする色・質感を際限するために、多くの塗装サンプルをつくり、塗材の混合比・拭き取りの具合を細かく吟味したうえで決定をします。
2009.06
竣工時
左;エントランス
清新な空間のなかに、存在感のある階段が顔を出しています。

右;プライベートルーム2
天井に設けられた吹抜けは、上階の開口・ルーフテラスと連続しており、室内は上方からの光で満たされます。
床はオーク材を用いたヘリンボーン(杉綾)張り。素材感をより強く表現する仕上げとしています。
2009.06
竣工時

左;リビングからダイニングを見る 
南へ向けた開口(光井戸)は3層を貫いており、音と光のボイドとなることで生活の気配を伝えてくれます。

右;ダイニング・キッチン 
西・北の2方へ向けた開口と面しています。
(北へ向けた開口はルーフテラスとなっています)
2009.06
竣工時

左;ダイニングから公園を望む
それぞれの開口は公園の緑を切り取るとともに、様々な表情の光と影で室内を満たしてくれます。

右;プライベートルーム1
2層吹抜けの空間からは、上方に公園の緑を望むことができます。
2009.06
竣工時;公園側の夜景
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